<USB−ATAブリッジの作成>

Cypress社ではFX2のリファレンス(評価用)キットとしてUSB−ATAブリッジを提供しています。

こちらからダウンロードできますのでダウンロードしてください。
このリファレンスキットはFX2のGPIFを使いこなしているといった意味でも非常に重要なもので、もちろんソースコード、回路図、バイナリイメージなど必要なものは全てそろっています。
このリファレンスキットで使用しているのはCY7C68013-56というFX2シリーズの中で最もピン数の少ない56ピンタイプのものを使用しています。CY7C68013-128ACは上位コンパチなので、このキットに含まれるバイナリもそのまま利用できます。

とりあえず最小のコストで、「USB−ATAブリッジ」を実験してみるためにこんなものを作って見ました。
IDEケーブルが無くても、ダイレクトにHDDと接続できます。材料費は300円程度ですので、ひとつ作っておくと便利です便利です。

iicファイル、hexファイルはこちらにおいて置きます。


<MINI FX2>

MINI FX2は基盤にEEPROM(24LC64)を内蔵していますので、簡単な変換基板を作成することでUSB-ATAブリッジを作成することが出来ます。


回路図は

注意:CN2-14 <-> DMACK#、CN2-15 <-> DIOR#、CN2-16 <-> DIOW#にそれぞれ33Ω程度のダンプ抵抗を入れると、より動作が安定します。


<FX2 USB2.0>


回路図は

回路図ダウンロードはこちら
注意:CN2-10 <-> DMACK#、CN2-9 <-> DIOR#、CN2-8 <-> DIOW#にそれぞれ33Ω程度のダンプ抵抗を入れると、より動作が安定します。

使い方は簡単で、FX2基板と変換基板、HDDを合体させてHDDの電源を供給すればOKです。
変換基板上にEEPROM(24LC64)をオプションで搭載できますので、EZ-USBのコントロールパネルで、
リファレンスキットに含まれるiicファイルを焼きこんで使えます。
(Ver2以降の基板にはEEPROMが実装されていますので、変換基板上のEEPROMは不要です)
EEPROMを使わない場合はhexファイルをEZ-USBのコントロールパネルでダウンロードすればOKです。
WinMe以降のOSであれば、デバイスドライバすら組み込まずにHDDがOSに認識されるはずです。