
DSハッカー
PassMeは任天堂DSで自作プログラムを実行させるための仕組みです。
海外の天才ハッカーDarklFader氏がその仕組みを考案しました。
PassMeキットはこちらから購入することが出来ます。

キットが届きましたら部品を確認してください。
(基板、プログラム済みCPLD、チップコンデンサ2個、L型ピンヘッダ、極細半田)
まず最初にすることはプリント基板がDSに入るように両サイドを少しカッターなどで削ります。
力をかけずに挿入できるようになればOKです。

DSのカートリッジ挿入口は高さがありますが、
基板を挿入する場合は基板を底につけるように挿入します。
L型ピンヘッダからピンを全て抜きます。ラジオペンチなどを使用して曲げないように注意して抜いてください。
抜きにくい場合はドライヤーなどで高温に加熱すると抜きやすくなります。

長いピンと短いピンの二種類になります。

長いピンのほうが高さが高いですので、

このように高さをそろえます。2mmほどカットすることになります。
(長いピンを若干高くしたほうが接触が良好のようです。)
長いピンをカットしないとカートリッジの端子に適度に接触しませんのでご注意ください。

基板を平らな所に置き、DSのカートリッジをあてがった状態で短いピンをセットします。

このようにカートリッジの基板の手前にピンの先端がくるようにします。
(ピンの高さがカートリッジ基板の厚み分低い位置になるのがポイントです。)
この状態で半田付けを行います。

次に長いピンも同様にセットして半田付けします。

このように短いピンと長いピンの先端がきれいにそろうはずです。

半田付けするときはセロテープなどを使って基板を机に貼り付けておくと基板がすべりません。

短いピンと長いピンの高さが同じため、きれいに先端がそろいます。

ピンの高さの方がDSカートリッジより低いですので、カートリッジを挿入する場合は、
カートリッジの先端を斜めにすることでピンを持ち上げた状態にして少しずつ挿入します。

このようにきれいに挿入できます。

テスターを持っている場合は、DSカートリッジの端子とPassMe基板のCPLDパッド間が
きちんと導通しているか確認しておきます。
CPLDは基板に両面テープで仮止めされています。基板から外すときは無理に力を加えずに、CPLDを基板に平行な状態で左右に回転させると簡単に外れます。外すときにはピンの足を曲げないように十分注意しましょう。

CPLDの向きに注意して、CPLDを半田付けします。
必ずフラックスを使用します。

チップコンデンサを半田付けします。
パッドの片側に半田をつけておいて、ピンセットを使用します。

これで完成です。
半田ブリッジなどがないかルーペ(虫眼鏡)などを使用してチェックします。

DSカートリッジをセットした状態で、DS本体に装着します。

DSカートリッジの端子とピンが確実に接触するように、装着します。
(深く装着しすぎないように注意してください。)

電源を入れるとこの画面が表示された後に、

画面がこのように真っ白になれば、正常に動作しています。
<デモプログラム>
NDSの自作プログラムをGBAのフラッシュカセットに書き込んで、電源を入れるとプログラムが起動します。


こちらからダウンロード
(タッチパネルを使用するサンプル)

<MINI EZ-USBを使用してCPLDを書き換える>
| PassMe JTAG | MINI EZ-USB |
| 1 (TMS) | A6 |
| 2 (TDI) | A9 |
| 3 (TDO) | A7 |
| 4 (TCK) | A8 |
| 5 (GND) | A13/B13 |
| 6 (+3.3V) | B11 |

ピンヘッダを使用して空中配線。
(PassMe側は半田付けはしないで、指で抑えることで接触を保った状態で書き込んだ。)
ライタープログラム(passmewr.exe)を使用してコマンドプロンプトから「passmewr passme.jed」と実行して書き込みます。
