カセット管理ツール(デバイスマネージャ) Ver 3.0

これはデバイスマネージャといって、GBAに吸出し、あるいは書き込み用のカセットを挿して、STARTボタンとSELECTボタンを同時に押しながら電源をいれます。すると、ゲームのカセットは起動せずにPCからプログラムを読み込んで起動します。そのプログラムからは当然GBAのカセットにアクセス出来ます。その機能を使って作ったのがこれです。
デバイスマネージャを使えば、ROMイメージの吸出しや、対応フラッシュカセットへの書き込み、バックアップメモリー(SRAM、フラッシュ、EEPROM)等のセーブやロードが出来ます。
データの転送時にGBAとPC側でそれぞれCRC32コードの計算を行い、マッチングすることによりデータの正当性をチェックしてリトライしますので確実な吸出し、書き込みが可能です。

対応フラッシュカセットはFA Linkerのノーマル(64M,128M)、ターボ(64M,128M,256M)、PRO(128M,256M)、F2A(64M,128M,256M)、Extreme(128M,256M)、F2A Ultra(256M,512M,1G)、自作カセット(SHARP LH28F320BJE、INTEL 28F320B3BA、FUJITSU F29LV800TA F29LV160T)です。


<使用方法>

ブートケーブルをGBAとPCのプリンターポートに接続します。
(ブートケーブルUSBはUSBポートに接続)
操作の対象とするゲームカセットをGBAに装着しておきます。
STARTボタンとSELECTボタンを同時に押しながらGBAの電源を入れます。
少しするとGBAの画面上に"NINTENDO"のロゴが表示されます。
devman.exe(USB版はdevman_usb.exe)をダブルクリックで起動します。
ゲームカセットに搭載されているデバイスが表示され、
読み込み可能デバイスの場合は"読み出し""照合"、書きこみ可能デバイスの場合は"書き込み"ボタンが
選択可能になります。
"カセット交換"ボタンは別のゲームカカセットを操作するときに押して、GBAをOFFにして、
カセットを取り替え、GBAをONしてください。
(USB版はGBAの状態を自動的に検出するので、カセット交換ボタンを押す必要はありません。)

プリンターポートのアドレスはVer2.0より自動認識になりました。

<マルチROMカセットの作り方>

Ver3.00よりマルチROMカセットの作成が出来るようになりました。マルチROMカセットを作成するにはまず、マルチROMのチェックボックスをONにして、ローダープログラムにgbaldr32.binを指定します。gbaldr32.binはGBAEmupreboot32.zipを取得して解凍すると得られます。これを適当なディレクトリに置いておき参照ボタンで指定してください。

DEVMANでのマルチROMの扱いは、未使用のフラッシュの領域に順次ROMイメージを書き込んでいく方法を採用しています。本家のFALinkerは全てのイメージを一度に書き込みます。この方法は後からゲームを追加したくても、再度全てのROMを書き込まなくてはならないため不便です。DEVMANでは一度に書き込む必要がないため書き込み時間も短くて済みます。

最初にすることはフラッシュカセットの消去です。マルチROMのチェックボックスがONになっていることを確認して「消去」ボタンを押してください。消去完了後、自動機にローダープログラムを書き込みます。

この状態以降、必要に応じてROMイメージを「書き込み」ボタンで書き込みます。FAのPRO以降のカセットでは32Kbyte単位にプログラムを追加していくことが可能ですので、容量の小さいGBAプログラムを多数書き込むことが出来ます。(FAPRO以前のカセットは4Mbyte単位になりますので、128Mのカセットでは4本になります)

ダウンロード

デバイスマネージャ(devman_v3542.exe) Ver 3.542 プリンターポート版
devman_usb_v355.exe Ver3.54 F2A-ULTRA(256M/512M/1G)対応、新型ULTRA対応
devman_usb_v354.exe Ver3.54 F2A-ULTRA(256M/512M/1G)対応
マルチROM用のローダーはF2A-ULTRAのオフィシャルサイトにあるWINF2A10.GBAを使用します
(最新版ローダーWINF2A12.GBA

拡張されたSRAMセーブ領域(1Mbyte=8Mbit)は"SRAM512K(1)"の右のプルダウンから"SRAM ALL"を選択して"読み込み" "書き込み"を行います。
PCのエミュレータなどにセーブデータを持ち込む場合は、対象のゲームをプレイした直後に"SRAM 1024K"を吸い出します。(書き込みも同様です)