BTCONS(コンソール版ツール)
BTCONSとはコンソール(DOS窓)版のブートケーブル用ツールです。
(xlaconsから名前が変更になりました。)
このBTCONSは最新のブートケーブル用コントロールソフトで、従来からあるデバイスマネージャ(devman.exe)
ホストプログラム(phost.exe)の機能を含んだツールです。
このツールの目的はGBA用のゲーム開発に必要な
が可能です。
GBAのプログラムを開発するのに十分な機能が備わっています。更に、コンソールアプリケーションのためmakefileなどに組み込んでおくことでコンパイル&実行が簡単に出来ます。
しかしお手軽にGBAのカセットの中身を吸い出して、PCのエミュレータで実行してみたいと言う人にとってはコンソール版であるがゆえ、使いにくいかもしれません。
(自分の所有していないカセットのゲームをエミュレータで遊ぶことは、ゲームメーカの著作権の侵害に当たります。くれぐれもそのようなことのないようにご注意ください。)
マルチROM対応
BTCONSでマルチROMカセットを作成できるようになりました。
一度に全てのROMイメージを書き込む方法ではないので、遊びたいROMを必要に応じて順次追加していくことが出来ます。手順は以下のとおりです。
・「btcons fe」コマンドでまずフラッシュカセットを消去します。
・最初にマルチROMのローダープログラムを書き込みますこれは「btcons fa gbaldr32.bin」となります。
gbaldr32.binはマルチROMのメニュープログラムですGBAEmuのpreboot32.zipの中に含まれます。
・後はマルチROMにしたいROMイメージを「btcons fa ROMイメージ」で追加していくだけです。
<BTCONSの使い方>
GBAとPCをブートケーブルで接続して、GBAの電源を入れます。フラッシュカセットやゲームカセットが接続されている場合は電源投入と同時にGBAの"START"ボタンと"SELECT"ボタンを同時に押してマルチブートモードにします。
その後DOS窓よりbtcons.exeを所定の引数で起動します。
GBAにプログラムのLOAD & GO をする場合はbtconsは自動的に終了しませんので、CTRL+Cでbtconsを終了させてください。
使用例:
btcons_usb fr mario.gba
GBAに挿入されているカセットから読みだし、mario.gbaファイルに書き込む。
読み出しサイズはカセットの容量に合わせて自動的に設定される。
btcons_usb fw test.gba
GBAに挿入されているフラッシュカセットにtest.gbaファイルの内容を書き込む。
書き込むサイズはファイルの長さあるいは、カセットの容量に設定される。
btcons_usb fr test.bin 0x1000 16k
GBAに挿入されているカセットの0x1000番地から16Kバイト(1024*16)をtest.binファイルに書き込む。
btcons_usb bios.gba
GBAの外部RAMにbios.gbaを転送して、実行する。実行後xlaconsはGBAで実行中のプログラムの指示によりprintf()メッセージを表示、ファイルI/Oの機能を提供する。
btcons_usb bios.gba d
上記と同じであるが、ブートケーブルUSBの抜き差しを確実に行うための"d"オプションを付加。
IrHackさんの作成されているプログラムを実行する際に有効である。
btcons_usb fe
フラッシュカセットの消去
btcons_usb fa mario.bin
フラッシュカセットの未使用領域にmario.binファイルを追加で書き込む。マルチROMカセットを作成する場合に使用する。
btcons_usb sr pokemon.sav
ゲームカセットに搭載されているセーブデバイス(SRAM,FLASH,EEP)の内容を読み出し、ファイルpokemon.savに書き出す。
ダウンロード
BTCONS実行プログラム(btcons.exe) Ver 3.542 プリンタポート版
BTCONS実行プログラム(btcons_usb.exe) Ver 3.541 USB版
BTCONS ソースコード Ver3.54 USB版
BTCONS ソースコード Ver3.54 パラレルポート版