EZ-FPGAライブラリ(06xxxx版)と旧EZ-FPGAライブラリ(030806版)との相違点 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 旧EZ-FPGAライブラリ(030806版)との相違点 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1.コンフィグROM(XCFxxS)のJTAG-DaisyChain接続に対応  JTAG-SPIアクセス(含むJTAGメモリ)の通信プロトコルが変更になり、 従来のものと互換性がありません。  これに伴い、FPGA側のJTAG-SPIモジュールを、本バージョンに適合した ものに差し替える必要があります。  また、JTAG-SPIモジュールのタイミングが、一部変更になります。  DaisyChain接続時にはタイミングの相違点が増える上、通信速度も低下す るため、JTAG通信はDaisyChain接続無しの状態で使用することをお勧めします。 2.コンフィグレーションROM(XCF02S)のアクセス関数の追加  イレース、リード、プログラムが可能です。  セキュリティービットのプログラムには対応しておりません。  (要望があれば、追加するかもしれません) 3.JTAGメモリ用関数を、ライブラリ(ezfpga.a)に追加  ソースリストで組み込む必要が無くなりました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 030806版から06xxxx版に移行する際の注意点 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  FPGA側のJTAG-SPIモジュールは、jtagspi.vに差し替えてデザインを再構築して 下さい。  JTAG-MEMも同様に、jtagmem.vに差し替えます。  06xxxx版はソースリスト提供の為、ネットリストファイルjtag_spi.ngc 及びjtag_mem.ngcは不要なので、削除します。  ホスト(パソコン)側は、新しいライブラリ(ezfpga.a/ezfpga.lib)を使って 再リンクする必要があります。  ユーザープログラム上の変更は、特に必要ありません。  jtag_spiモジュールでは、下記のタイミングが030806版と異なります。  ユーザデザインの適合性を確認して下さい。  1)通信スタート時にSPI_ENがアクティブになる前のSPI_CLKが増加する。    通信開始時、FPGAのTDO側の接続数+1クロックだけ、SPI_ENがイン   アクティブのままで、SPI_CLKパルスが余分に発生します。    SPI_ENでSPI_CLKの有効無効の判定を行っていれば問題ありません。  2)通信終了時、SPI_CLKのオーバーランとSPI_ENのインアクティブ化    この変更は、DaisyChain接続時した場合にのみ適用されます。DaisyChain   接続がない場合には、従来と同じ動作となります。    DaisyChain接続の場合のみ、1つのアクセス(ezfpga_spi_xfer)の終了時に、   SPI_ENがインアクティブになります。DaisyChain無しや030806版では、ユーザー   が明示的にポートを切り換えるまで、SPI_ENはアクティブを維持しています。    DaisyChain接続は、1つのアクセス(ezfpga_spi_xfer)における最終バイト   の送信後、FPGAのTDO側の接続数(EZ-FPGAの場合は発生しない)だけSPI_CLK   パルスが余分に発生します。    最終バイト以後のSPI_CLKパルスは、SPI_ENのインアクティブによって送信   を中断する処理等が必要です。