<回路図/仕様>

回路図(PDF)新データーシート版
回路図(PDF) 旧データーシート版

外形寸法ガバーデータ(PCB用ガバービューワでご覧ください)

基板サイズ 約42.5mm x 34.5mm
動作電圧 5V〜12V
消費電力 約100mA(80MHz USBローダ動作時) 約30mA(20MHz動作時)


<製作>

キットが届きましたら部品を確認してください。
不足部品がある場合は、組み立てる前にご連絡ください。

部品 備考
IC実装済み専用プリント基板 1 PIC32MX795F512L実装済み
クリスタル(16MHz) 1
mini USB-Bコネクタ 1
レギュレータ(3.3V) 1 LD1117-33 800mA MAX 15V
チップセラミックコンデンサ 0.1uF 9
チップセラミックコンデンサ 10uF 1 厚みがあります(透明のテープ)
チップタンタルコンデンサ 10uF/16V 2 極性あり
チップ抵抗 10KΩ 2 「103」の表記
チップセラミックコンデンサ 12pF 1
チップセラミックコンデンサ 4pF 1 赤色のマーキングあり
極細はんだ 1

<キットの組み立て>

20−30W程度の先端の細い半田ごて、ピンセット、フラックス、ルーペ(虫眼鏡)などを準備します。

基板の裏面から半田付けを行います。
チップ部品の片側のランドに半田を盛り、ピンセットを使って部品を半田付けします。
(半田付けのテクニックについてはこちらも参照してください)
4pFには赤のマーカーが入っています。4pFと12pFを間違わないように!

半田ジャンパ「SJ2」はとりあえずオープンのままで結構です。
(SJ2の説明はフラッシュツールの項目で説明します)

次に表面の半田付けを行います。
レギュレータは耳(タブ)の部分もしっかり半田付けします。
半田が付きにくいようでしたら、熱量の高い30−40Wの半田ごてを使用します。
「チップセラミックコンデンサ 10uF」は厚みがあります。他の0.1uFと間違わないように。
「タンタルコンデンサ 10uF」には極性(向き)がありますので、写真の向きに取り付けます。

値の指定の無いチップコンデンサは全て0.1uFになります。

USBコネクタの半田付けは最後に行います。
フラックスを塗布して行うと、半田ブリッジしにくいです。

USBPOWと書かれているソルダージャンパ(半田ジャンパ)はUSBから電源を取る(バスパワー動作)場合はショートさせますので、動作確認のため半田を盛ってショートさせます。


<動作確認>

動作確認はPCとUSBケーブルで接続して行います。

PIC32用デバイスドライバー(Driver.lzh)をダウンロードして解凍しておきます。
(Windows XP/Vista/7 32/64bit版)

PIC32基板をUSBケーブルでPCと接続すると、下記のような画面が表示されますので、
解凍したデバイスドライバーをインストールします。
(手順はWindows XPの場合です。Windows7の場合はコントロールパネルから別途ドライバをインストールする必要があるかもしれません。)


Windows Updateには接続しません。


「一覧または....」を選択します。


ダウンロード(Driver.lzh)して展開したディレクトリを指定します。


これでデバイスドライバのインストールは完了です。


コントロールパネルのデバイスマネージャで確認すると、「OPTIMIZE Devices」の下にPIC32USBが確認できます。
(PIC24USBを既にインストールしている方は「PIC24USB Devices」の下に表示されます。)

PIC32のアプリケーション/ツールはマイクロチップが提供する「mpusbapi.dll」を使用しますので、
解凍したディレクトリにある「mpusbapi.dll」を「C:\WINNT\System32」あるいは「C:\WINDOWS\System32」に
コピーしておきます。
(アプリケーション/ツールが置かれるディレクトリに「mpusbapi.dll」をコピーしてもかまいません。)

デバイスドライバがインストール出来たのでPIC32のアプリケーションを起動してみます。
こちらからツール類(tools.lzh)をダウンロードして解凍してください。

解凍したコマンドプロンプト(コンソール画面)を開き、解凍したフォルダに移動して、
「pic32cons sample.hex」を実行すると、PIC32のRAMにsample.hexプログラムが転送され実行されます。
コンソール画面に下記のようなメッセージが表示されれば正常に動作していますので、「Ctrl + C」キーを押してpic32consを終了してください。

(PIC32に書き込まれているローダープログラムは80MHzで動作しています。そのため、ICチップの温度は人肌くらいまで上昇します。)
(動作周波数を下げれば発熱量は少なくなります。)