DS/Lite用 FPGAボード(ROMEO2)

ROMEO2は「ROMEO2製作委員会」様が企画したFPGAボードです。
開発・製造は「来栖川電工」様が行っており、オプティマイズが販売(こちらから購入可能)のお手伝いをしています。

DS/LiteのSlot2コネクタ(GBA)に挿入して使用します。XILINX社のSpartan3E(XC3S250E)を搭載しており、DS/Lite側からコンフィグレーションを行うことが出来ます。

ROMEO2に関する情報は下記のサイトから入手できます


<純正GBAゲームカセットを使ってケースを作る>

ROMEO2のプリント基板は、付属のおまけプラケース用に設計されているわけではなく、任天堂純正のGBAゲームカセットに適合するように作られています。
出来ればおまけのプラケースを使用するのではなく、任天堂純正のGBAゲームカセットを用意してください。
(おまけのプラケースを削って使用することも不可能ではありませんが、あまりお勧めしません。)
(任天堂純正のGBAゲームカセットはY字のネジが使用されていますので、Y字ドライバも用意します。)
(Y字ドライバはホームセンタや秋葉原などで購入できます。)


ROMEO2には携帯電話用平型ヘッドフォンコネクタが搭載されていますので、コネクタの接続口をケースに開ける必要があります。


下側のケースは上記写真のように、奥の部分をカットしました。


上側のケースは、コネクタの部分をカットします。


基板を入れるとちょうどぴったりはまります。


ふたをするとこのようにコネクタ部分が外部に出ます。


<付属のおまけプラケースを使う場合の注意点>

任天堂純正のGBAゲームカセットを用意出来る方は、できるだけそちらを使用してください
やむおえず付属おまけオマケケースを使う場合は、使用する前にケース加工を行ってください。
ケースに適切な加工を行わなない場合、ROMEO2基板を壊してしまうことがあります。

ケース側は、赤いマークの位置を周辺のガイドの高さに合わせて削ります。
青マーク位置の丸いボスは基板の穴にフィットするので削らずに残します。
緑の位置はイヤホンコネクタに合わせて削ります。


蓋側は、黄色マークの部分を1〜2mm程度切り落とします。
全部削るとケース強度が弱くなりますが、ある程度削らないと基板の部品に干渉します。
蓋を閉めるときに、基板の部品に干渉しないことを確かめて下さい。
部品R33は一見干渉しないように見えますが、蓋をスライドした時に引っかかり、蓋で部品を壊す危険があります。


基板とケースは中央のボスで位置が決まりますが、左右にぐらつくのと浮きを押さえるため、両面テープやホットボンドなどで適切に固定します。


おまけプラケースを使うと、下記の通り基板の部分や全体の高さが厚い為、DS/DSL本体に多少のストレスがかかります。



<マジコンと変換コネクタを用意する>

DS/Liteで自作プログラムを起動するためにマジコンを用意します。
今回は最もメジャーなR4を使用しますが、他のマジコンでも使用できます。
マジコンは「マイクロSDメモリ」に書き込んだ自作プログラムをDS/Lite出来ます。

マジコンの取り扱いは、マジコンの取り扱い説明書や他のサイトを参照してください。
(オプティマイズではマジコンの取り扱いは行っておりません)

ROMEO2はFM音源ボードとして使用出来ます。音の出力はROMEO2基板上の「携帯電話用平型ヘッドフォンコネクタ」を使用します。
(DS/Lite本体のスピーカから音を出すことは出来ません。)
通常のヘッドフォンを使用するためには、家電量販店などで下記のような「携帯電話用平型変換ケーブル」(\600程度)を用意します。


<公開されているサンプル・プレイヤーを使用する>

ROMEO2をFM音源ボードとして使用するためのDS/Lite用のサンプルプログラムや、プレイヤーは「ROMEO2サポートページ」からダウンロードすることが出来ます。
ダウンロードしたDS/Lite用プログラムは、マジコンに挿入して使用する「マイクロSDメモリ」に書き込んで使用します。

「ROMEO2 デザイン + サンプル」


「MDX Offline」


上記の例はFPGAをFM音源用に使用していますが、FPGAのロジックを変更することで動画再生エンジンや、高速演算処理などに使用することも可能です。興味のある方はチャレンジしてみてください。


<セルフテスト&テンプレートソース>

ROMEO2の自己診断プログラムです。

FPGA側のHDLソースまで、全てのソースリストを含んでおり、ROMEO2をFPGAから
デザインする為のテンプレートソースになっています。

ROMEO2のボードの検出とコンフィグレーション機能のチェック後、任意周波数の
サイン波をROMEO2内蔵イヤホン端子から出力するプログラムです。



ダウンロードRomeo2SelfTest_090408