秋葉原のITプラザにてデモ中


概要

EZ-FPGAでかの有名なアーケードゲーム、インベーダーのクローンを、EZ-FPGAで動かしてしまうののです。
インベーターの基板は、Midway8080として同時期の様々なゲームで使用されていました。
そのMidway8080の回路クローンが、CPUも含めてDaniel Wallner (jesus@opencores.org)氏によってVHDLで記述されFPGA ARCADEで公開されていています。
ライセンスはフリーウェアで、ダウンロードして使用することが可能です。

EZ-ARCADEでは、このinvader回路をそのまま使用して、外部にVCOのクロック発生器、JTAGによるROMコードのダウンロード、PCからのコントロール、ビデオインターフェース等を実装します。
EZ-FPGA(XC2S100)では、CPUを含むすべての回路を網羅できますが、ROMとRAMの容量が足りませんので、カメレオンUSB用のPBSRAM基板を流用します。
また、水平周波数15KHzのB/Wモニタ(又はRGBモニタ)は一般的ではないので、一般的な「ビデオ端子」の回路を構成します。インベーダーはモノクロのため、ビデオ回路はI/Oポート1本と抵抗2本のみで作れます。(PROBE0は+3.3V電源供給端子です。)

Midway8080の他にもGALAXIANPACMANを動作させることも可能です。
しかし、現状フリーのZ80IPではXC2S100に回路が入りきらず、有償だが回路規模が小さいBasaro氏のZ80CPU互換IPを必要とします。

回路構成

EZ-FPGAにPBSRAM基板を装着して、下記の付加回路を繋ぎます。
PCのキーボードでコントロールする場合は、スイッチは不要です。
それだけ。


EZ-FPGA基板の上にPBSRAM基板(ロジアナキット1M/4M)を装着


回路図


プログラム

USB接続(MINI-EZUSB)に対応しています。
ezarcade.exe [スクリプトファイル名]で起動できます。
スクリプトファイルの内容に従って、コンフィグレーションやROMイメージのダウンロードを行います。
PCのキーボードを使用して、ゲームの操作ができます。

ROMイメージ

実行には、ゲーム用ROMのイメージが必要です。実際の基板を所有していて、そのROMから吸い出したROMイメージを使用します。
ROMイメージのファイル名は、アーケードエミュレーターとして最も有名なM.A.M.E. に合わせてあります。
M.A.M.E.がサポートする各ゲームやROMファイルの情報はここで確認出来ます。

使い方

1.ROMイメージを、rom\invaderディレクトリに格納します。
2.EZ-FPGAにPBSRAM基板、付加回路を接続して、MINI-EZUSB経由でPCに接続します。
3.ビデオ端子をTVのビデオ入力に接続します。
4.エクスプローラでinvader.ezaをezarcade.exeにドラッグ&ドロップします。

※画面表示は縦横逆になります。元々ブラウン管を縦で使用していたためです。
※サウンドは出ません

サポートゲーム一覧

 Midway 8080ボード
 −Space Invader(invaders)
 −Baloon Bomber(ballbomb):モノクロ表示
 −GalaxyWars TaitoSet?(galxwart)
 −lunar rescue(lrescue):モノクロ表示


ダウンロード
 EZARCADE(030805)実行ファイル
 EZARCADE(030805)ソースファイル