PBSRAM基板とコンフィグROMの併用時の制限について
EZ-FPGAとPBSRAM基板の組み合わせにおいて、コンフィグROM内のユーザーデータをPBSRAMにロードする場合、下記の制限があります。
SJ2=オープンにしてコンフィグROMを無効にした場合、2、3の制限はありません。
FPGAのモード設定を”プルアップ”設定にするか、PBSRAMのOE信号を外部抵抗でプルアップするなどでHに固定してください。
FPGAがSerialモードで、コンフィグレーション前にPBSRAMのOE信号がLレベルになると、PBSRAMのD3とFPGAのDOピンの出力が衝突して両方のICにストレスが掛かります。
この対策はコンフィグROMの有無にかからわず必要です。
INIT=Hの時はコンフィグROMのDOは常に出力される為、FPGAとPBSRAMのどちらからも、両PBSRAMののD4をドライブしないようにします。
言い換えると、FPGAからD4へのデータ出力を行わないことと、PBSRAMのリードを行わないということです。
EZ-FPGAのコンフィグROMのDO端子にはデフォルトで1KΩの抵抗が入っているので、PBSRAMのD4をドライブしても、ICが壊れてしまうようなことはありません。
PBSRAMをアクセスするときは、INITピンをLに固定してコンフィグROMのDOピンをHi-zにする必要があります。
特に、既存デザインをコンフィグROMに書き込む場合には、FPGAのデザインでINITピンをLレベルに固定してください。
コンフィグROMのCEピン(SJ2-?)をDONEピンにジャンパ配線するとINITピンをI/Oとして使用することが可能です。ただし、この場合はコンフィグ後にコンフィグROMからデータを読み出せません。