<MAX2デザインツールQualtusII>

MAX2のロジック(デザイン)を開発するためにはアルテラ社が提供する無償で利用できるQualtusIIを使用します。

オプティマイズではMAX2単体の基板も開発しています。
QualtusIIのインストール手順については、Max2 CPLDボードのページをご参照ください。


<サンプルデザインの開発>

Max2 CPLDボードのページにサンプルデザインの開発例がありますので、そちらを参照してください。
(リンク先のサンプルはMax2 CPLDボード用のサンプルですので、実際に「カメレオンUSB FX2」には書き込まないでください。)
(「カメレオンUSB FX2」用のデザイン例はサンプルアプリケーションのページにあります。)

「カメレオンUSB FX2」では基板内でMAX2のIOとFX2LPのFIFO関連信号が接続されています。
このため、FX2LPで出力に設定した信号を、MAX2側でも出力に設定すると最悪ICが壊れます。
このことを防ぐために、必ずMAX2の未使用I/Oは「As input tri-stated with weak pull-up registor」に設定してください。

結線済みMAX2 IO
MAX2 IO FX2LP 信号 MAX2 IO FX2LP 信号
IO2 PD5_FD13 IO20 PA4_FIFOADR0
IO3 PD6_FD14 IO21 PA2_SLOE
IO4 PD7_FD15 IO26 CTL2_FLAGC
IO5 RDY0_SLRD IO27 CTL1_FLAGB
IO6 RDY1_SLWR IO28 CTL0_FLAGA
IO7 PD4_FD12 IO29 PB7_FD7
IO8 PD3_FD11 IO30 PB6_FD6
CLK12_IO12 CLKOUT IO33 PB5_FD5
CLK14_IO14 IFCLK IO34 PB4_FD4
IO15 PD2_FD10 IO35 PB0_FD0
IO16 PD1_FD9 IO36 PB1_FD1
IO17 PD0_FD8 IO38 PB2_FD2
IO18 PA6_PKTEND IO40 PB3_FD3
IO19 PA5_FIFOADR1

<MAX2デザインの書き込み>

QualtusIIで開発したデザインはCUSBWR2ツールを使用してMAX2に書き込むことが出来ます。
CUBWR2はコンソールアプリケーションですので、Windowsのコンソール画面を開いて起動します。
使い方は「CUSBWR2 [SVFファイル] [/n] [/S] [/E]」となります。

CUSBWR2 オプション一覧
/n n(数字)はカメレオンUSB FX2のID番号になります。
複数のカメレオンUSB FX2が接続されている場合、対象を選択するために使用します。
/S MAX2のデザインを読出し禁止に設定します。
他人にデザインをコピーさせないために使用します。
/E MAX2の消去のみを行います。SVFファイルの指定は不要(無効)です。



SVFファイルの作成はQualtusIIのメニューから「Tools -> Programmer」(あるいはプログラマーアイコンをクリック)でQualtusII標準のプログラマーを起動します。
その状態でメニューから「File -> Create/Update -> Create JAM,SVF...」を起動すると下記の画面が表示されます。
この画面で「Serial Vector Format[.svf]」を選択して「OK」をクリックすればSVFファイルが作成されます。